2007年8月27日月曜日

台湾


遅くなりましたが台湾レポート。
午前中のサイン会は、台湾のコミケ、漫画博覧会というところで行いました。台湾最大の漫画アニメのイベントだ。日本のそれに比べると規模は小さい。メインの客層は中高生で、小学生もかなりいた。こういうイベントだと、日本は十代後半~二十代が中心だが、台湾だと第一世代の二十代のファンはまだあまり育ってないのかもしれない。台湾のファンはまるっきり日本のそれと変わらない。日本語ができる子も多く、外国のイベントだというストレスは一切感じませんでした。サインをして、握手をするわけだが、そのときに日本語でいくつか言葉をかけてくれる。そしてこっちは中国語で「シェシェ」とお礼を言う。十一歳の女の子に「やまぐちせんせいのかくほんはとてもおもしろいです。これからもがんばってください」と、たどたどしい日本語でいわれたときは不覚にも泣きそうになりました。ちょうど兎塚さんの誕生日が近かったので、ケーキまで用意していただいた。台湾のファンが集い、ハッピーバースデーウサツカセンセイ、の合唱の中、両手を合わせ、ケーキを切りました。ああ、初めての共同作業です。

午後のサイン会会場は、アジアで一番高いという、台北101にて。といっても漫博会場の真ん前なのだが。その中にある大きな本屋が会場。日本のヒルズのようなビルで、中にある本屋もいわゆるインテリジェントビルテナント本屋、そんな感じ。英語の本が多い。みんな、普通に英書を読んでいる。外国語の習得熱は高いそうだ。なるほど、市内にはいたるところに日英の語学教室があったしなあ。そこでもサイン会を終え、質問タイムになった。台湾では三巻までしか出てないのに、七巻とか八巻に対しての質問が飛ぶ。どうやら原書でみんな読んでるそうだ。なんだか普通にすごい。向こうでも情報収集は主にインターネットのようです。編集さんはインターネットで、何がどういう風に人気があるのか、しっかり情報を得てから版権取得に乗り出すと言っていた。だから売れている作品だけでなく、”ちゃんと面白い作品”もちゃんと並んでる。本屋に並んだ本を見る限り、そんな印象を受けました。

それから観光などしました。九分(ほんとはニンベンがつきます)にも行ってきました。よかった。綺麗だった。ご飯がとてもおいしかった。

台湾のファンのみなさん、尖端出版社のみなさん、どうもありがとうございました。また台湾いきたいわん。

先日、ゼロラジオにもお邪魔してきました。よろしくお願いします。

http://www.zero-tsukaima.com/radio/index.html

0 件のコメント: